在宅ワークが日常になってから、「リビングにいても仕事のことが頭から離れない」という相談が増えました。これは意志の問題ではなく、空間の問題です。視覚的な区切りがないと、脳は「ここは仕事をする場所」と「ここはくつろぐ場所」を区別できません。
ゾーニングとは何か ¶
ゾーニングとは、一つの部屋の中に複数の「機能エリア」を作ることです。壁で仕切らなくても、ラグ・家具の配置・照明・視線の向きを使って、脳が「ここは別の場所だ」と感じるゾーンを作ることができます。1LDKでも、リビングゾーン・ワークゾーン・食事ゾーンの3つを明確に分けることは可能です。
ラグでゾーンを分ける ¶
最も手軽なゾーニング方法は、ラグを使うことです。ソファの前にラグを敷くと、そのエリアが「くつろぎゾーン」になります。デスクの下に別のラグを敷くと、「ワークゾーン」が生まれます。ラグの色や素材を変えると、ゾーンの区別がより明確になります。ラグは1枚1万〜3万円程度から選べます。
デスクの向きで視線を切る ¶
デスクをソファから見えない向きに置くことで、くつろいでいるときにデスクが視界に入らなくなります。壁に向かって置く、または部屋の隅に置くのが基本です。デスクの後ろにパーテーション(高さ120〜150cm)を置くと、さらに区切りが明確になります。
照明でゾーンを切り替える ¶
ワークゾーンのデスクライトは4000K(白い光)、リビングゾーンのフロアランプは2700K(暖かい光)にすると、照明の色だけでゾーンが切り替わります。仕事が終わったらデスクライトを消してフロアランプだけにする、という習慣が「仕事終わり」のスイッチになります。
ゾーニングは、大きなリノベーションなしに今日から始められます。具体的な配置案については、オンライン間取り相談でご相談ください。