日本の集合住宅は、南向きの窓が一つ、という間取りが多いです。その一つの窓からの光を、どう部屋全体に広げるかが、昼間の明るさを決めます。照明を増やす前に、自然光を活かす方法を試してみてください。
窓の前に家具を置かない ¶
最もよくある失敗は、窓の前にソファや棚を置いてしまうことです。窓の前に高さのある家具を置くと、光が部屋の奥まで届かなくなります。窓の前は、できるだけ何も置かないか、高さ60cm以下の家具だけにしてください。光の通り道を確保することが、昼間の明るさを最大化する基本です。
鏡を光の反対側に置く ¶
鏡は、光を反射して部屋を明るく見せる効果があります。窓の正面ではなく、窓と直角の壁に大きな鏡を置くと、光が部屋の奥まで広がります。高さ150cm以上の姿見を1枚置くだけで、部屋の明るさと奥行き感が変わります。
カーテンの素材と色を見直す ¶
厚手の遮光カーテンは、プライバシーを守る反面、昼間の光を大幅に遮ります。昼間は薄手のレースカーテンだけにして、遮光カーテンは夜だけ使う習慣にすると、昼間の採光量が大きく変わります。レースカーテンの色は、白よりもオフホワイトやアイボリーの方が、光が柔らかく見えます。
床と壁の色で光を反射させる ¶
床と壁の色が暗いと、入ってきた光が吸収されてしまいます。ウォームホワイトやペールベージュの壁、明るいペールウッドの床は、光を反射して部屋全体を明るく見せます。ラグを敷く場合も、明るい色のものを選ぶと、床からの反射光が増えます。
自然光の活かし方は、照明計画と合わせて考えると効果が倍になります。部屋の採光について詳しく知りたい方は、お問い合わせフォームからご相談ください。